コンテンツ制作パートナーを対象とした人権DD(2024年実施)の結果を受け、当社ではサステナビリティ委員会・人権小委員会が主導する形で、派遣スタッフの過重労働の抑制など働き方改善のための検討を各コンテンツ制作の現場代表と進めました。2025年9月には、派遣元各社への説明・対話の場を設け、136社227名に参加いただきました。各現場からは改善のための具体的な取り組みが紹介されました。
各制作現場の代表者からは、スタッフのメンタルケアや育成を担当する「マネジメントプロデューサー」の配置や、若手が気軽になんでも相談できるよう、中堅社員による相談窓口(「お悩みの壺」)の設置が紹介されたほか、育成面では、動画やクイズを活用した事例が紹介されました。
参加者からは、こうした対話の場を継続的に設けてほしいとの声があがったほか、「女性のライフイベントを考慮し、長く現場で働くことができる環境の整備をして欲しい」などの声が寄せられました。
2026年2月には、第3回「TBSグループ人権WEEK」を実施しました。2026年度のテーマは「常識をアップデート みんなでリスペクト」です。人権への配慮は表現を制限する「足かせ」ではなく、より多くの人に信頼されるコンテンツを生み出すための「新しい武器」だ、とするポジティブな姿勢をグループ全体で共有しました。
昼の「TGU※特別講座」では、「視覚障害とアンコンシャスバイアス」「生成AI時代のリスクと対策「」排除の空気のつくられかた「」コンテンツと人権」など、現代のメディアが直面する課題を多角的に掘り下げました。延べ769名が申込み、参加者のアンケートでは「『不自由』とは当事者が決めることだと気づいた「」人権は気分や感情ではなく、法律(ルール)であると学んだ「」炎上リスクではなく、人権のフィルターで判断する」といった声が多く寄せられました。日々のコンテンツ制作や事業活動に、人権視点を組み込む確かな手応えを得ています。夜の部では、部署や世代を超えたDE&I推進の有志プロジェクト「ボーダレス・ラボ」が企画したイベント「”先入観“を考えるメキシカンナイト!」を開催しました。
2025年大ヒットしたドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」を題材に、ドラマの食事シーンに登場したグルメを楽しみながら「ジェンダーロール」等の先入観について語り合う新感覚のイベントです。スマホのトータライザーシステムを使ったリアルタイムアンケートで対話し、「自分の中の無意識の思い込みに気づけた」という声が多くあがるなど、約100名が集い、風通しが良く相互リスペクトに満ちた対話の場となりました。
誰もが生き生きと能力を発揮できる組織風土の醸成こそが、心揺さぶるコンテンツを生み出す土台です。TBSグループは今後も人権尊重を推進し、持続的な企業価値向上と社会のアップデートに貢献していきます。
※ 社内大学TBSグループユニバーシティ 48