JNN(ジャパン・ニュース・ネットワーク)はTBSテレビをキー局とする系列28局のネットワークです。外部環境の急激な変化に対応し、持続可能なネットワークに「進化」させるために、現在、一層の連携強化に取り組んでいます。その軸の一つがビジネス面での連携です。テレビCMという既存の価値を守りつつ、新規ビジネス領域で各局の「稼ぐ力」を高めることを目指し、TBSグループとの連携や、各局の好事例の共有など、知恵を出し合っています。
系列全体の事業成長を加速させるピッチイベント「JNNビジネス&グロース2025」では、各局の自立を象徴する革新的なアイディアが結集しました。
応募数が243件と過去最多を記録し、JNN系列局からの応募も125件に急増。最終審査に残った7チームのうち、過半数を超える4チームがJNN 系列局(JNN中四国連合、BSS山陰放送、MRT宮崎放送、RBC琉球放送)で占められるという結果となり、系列全体のビジネス創出意欲の高さが証明されました。
2023年度のMBC南日本放送の「温泉ぱらだいす」はリブート案件として採用され、放送のリーチ力を活かして宿泊在庫を売り切るこのモデルは、さまざまな局で採用されました。
2025年6月に始動したOBS大分放送では、会員数が2万人を超えるという驚異的なスピードで成長しています。数か月で1万人に迫ったTUYテレビユー山形の先行事例 を大きく上回るペースであり、系列全体で横展開することで、JNNの新たなネットワーク構築が着実に進んでいます。
JNN28局が総力を挙げて展開するニュースメディア「TBS NEWS DIG Powered by JNN」を活用した記事タイアップ広告は、従来の放送の枠を超えた、系列局間の強固なデジタルの共同事業として急成長を遂げています。
本施策では、日本全国に根差したJNN28局が各地域における顧客窓口となり、地元企業や自治体が抱える見えざる課題や独自の魅力を深く掘り起こします。こうして発掘されたローカルな情報や素材をベースに、運営会社であるTBS・JNN NEWS DIG合同会社と各系列局が緊密に連携。テレビ局ならではの確かなコンテンツ制作力を融合させることで、極めて信頼性の高いタイアップ記事を構築しています。
これによって「ローカルから全国へ」リアルタイムで価値ある情報を届ける流れが実現しました。広告実績は前年度比で2倍以上の受注数で急成長を遂げ、そのうち3分の2が系列局経由の案件で占められており、地方の有力企業や自治体が全国へ情報発信・進出する際の強力な支援プラットフォームとして機能しています。
科学の力で運動能力を伸ばすキッズスポーツ教室「忍者ナイン」では、先行して開校した3局(TUFテレビユー福島、TUTチューリップテレビ、OBS)で開校エリアを広げ、現在は生徒数が200名を超えて堅調に推移。加えて 2025年10月には、新たにIBC岩手放送も開校しました。KUTVテレビ高知はスクールIE教室を開校。JNN各局とやる気スイッチグループのビジネス協業が徐々に加速しています。
各局でつくるJNNネットワーク協議会は、従来の「営業情報委員会」を「ビジネス推進委員会」へと改組しました。これまでのスポンサーを招いた講演会中心の運営を変え、新規ビジネス面での各局の成功事例の共有=横展開や、系列局一体になったビジネス研究などに取り組んでいます。この改革の柱となるのが「まねタイズプロジェクト」です。本プロジェクトは、系列各局が持つ独自の成功事例(勝ちパターン)を「真似」して横展開することで、B2B (広告)に頼らないB2C領域などの新たな収益源構築を支援します。RKK 熊本放送の番組グッズ展開やMBCの宿泊予約サービス、RBCのイベント展開など、地方局同士の等身大の成功事例を共有することで、各局が既存リソースを活かして自立し、系列全体の収益最大を目指します。
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