持続的に収益を得られるモデルを確立し、アジア発のグローバルヒットを目指します。欧州では、「SASUKE」の国際展開に向け、昨年10月に世界最大規模の制作会社グループBanijay Entertainmentと協業を開始しました。さらに海外でのイベントでは、米・カリフォルニア州で3 月に「KASSO FEST SKATE&SOUND」を2日間開催し、アパレル展開など商品化にも注力しています。
次に、アニメ・キャラクター・IPのジャンルでは、昨年立ち上げた SAND Bを中心にIPなどの創出に注力しています。SAND Bは総額 300億円の投資枠を活用し、将来性のあるIPの発掘と育成を推進、 NHK「おかあさんといっしょ」で放送されるアニメIP「こんなこいるかな」に出資したほか、次世代型スタジオ、ゼノトゥーンを仲間に迎えました。ゼノトゥーンは、SNS総フォロワー数630万人を超える安田現象氏の3Dアニメスタジオを擁し、最新技術とマーケティング力を強みとしており、海外で人気のIPを多数保持しています。アニメ事業を加速し、新規IPの発掘・育成に加え、メガIP獲得も目指します。
エデュテインメント事業では「映像とAI」を軸としたサービス開発を加速させます。文部科学省の実証事業に採択された「AI for School」では、ニュース素材を活用した信頼性の高い学習環境を提供。NTTと共同で取り組む「e6 project」ではオリジナルIPを展開し、「AIテーマパーク」の事業化も視野に、デジタルとフィジカルの新たな学びを創出します。
TBSはこのようにあらゆるIPを創出し、グローバルに大きく飛躍する準備が整いました。サッカーの「サムライブルー」が海外に揉まれて強くなったように、TBSも海外企業と協業し、世界で注目される、強いエンタテインメントグループに進化してまいります。
SPECIALINTERVIEW Legendary Entertainment CEO ジョシュ・グロード Legendary Entertainment本社(米・ロサンゼルス)にて
中谷 パートナーシップの相手としてTBSを選んでくださった理由は何ですか。
グロード 日本市場へさらに深く参入する方法を考えていた時に求めていたのは、日本のエンタメ業界に深くルーツを持ち、広く尊敬されていること、そして特定の相手に縛られず私たちが柔軟に動けることでした。そして何より私たちが一番重視したのは、Legendaryが大切にしているのと同じように、IPをリスペクトし、その権利と制作過程を尊重してくれるパートナーである、という点でした。最初の話し合いの席で、TBSこそがそれらの条件をすべて満たす唯一無二のユニークな企業だと気づいたのです。
中谷 最初に休暇で日本に滞在していたジョシュさんにお会いして EDGE戦略についてお話しした際、あなたは「TBSには多くのクリエイターがいて、高いクリエイティブ能力がある」と評価してくださり、「本当に世界に行きたいのか?」と聞かれました。
グロード はい。私たちはTBS、そしてTHE SEVENの皆さんと一緒に仕事ができることに本当にワクワクしています。TBSには「今際の国のアリス」のような素晴らしい作品群があります。これらの世界を一緒に掘り下げ、世界に拡張していけることを楽しみにしています。私はこのパートナーシップを本当に誇らしく思っています。
日本で最も面白いIPを生み出している第一線のクリエイターの方々が「TBSと組んでいるLegendaryなら信頼できるパートナーだ」と、私たちのことを見てくれているからです。
ところで逆に、皆さんがLegendaryに惹かれた理由は何ですか。
中谷 私たちはアメリカ、そしてグローバルで組めるパートナーを探していました。TBS内で約半年をかけてさまざまな可能性を検討し、その中でLegendaryが圧倒的に素晴らしいと確信したのです。
Legendaryは、もちろん、素晴らしい企画力や、IP、ハリウッドの信頼、すべてを持ち合わせている上に、日本IPを愛し、日本IPをヒットに導く戦略性が極めて素晴らしい。それが、私たちが最も高く評価したキーポイントでした。このような素晴らしいパートナーとであれば、私たちのクリエイティビティがさらに生き生きと発揮され、共に素晴らしいものを創り上げていけると強く感じました。現在、実務のワーキングチームが活発に議論を重ねていますが、その中でさま
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